スズメバチ駆除の専門店として、福島県郡山市に2008年1月1日にルイワン蜂・害虫駆除センターを設立しています。これまでルイワン蜂・害虫駆除センターがスズメバチやハチを駆除してきた事例を中心に紹介しています。

800写真-ルイワンのハチ駆除原図@.jpg

2006年10月30日

ヒメスズメバチは,どのようなものを餌としているのですか?

ヒメスズメバチは,アシナガバチにこだわる「グルメ派」で他の昆虫は狩りません(中村,2000)。ヒメスズメバチは,アシナガバチ類の巣を単独で襲い,幼虫または蛹を引き抜いて大顎を突き立てるとあふれる体液を吸いつくします。不思議なことに襲撃された巣のアシナガバチの成虫は,巣の上や端のほうに寄り略奪に抵抗しません。ヒメスズメバチは,自分の巣に帰ってから,吸った体液を吐き戻して幼虫に与えます。一時に巣の中の幼虫や蛹をすべて奪ったり,アシナガバチの成虫を殺したりすることはないようです。その代わり,一度ヒメスズメバチに狙われた巣は何回にもわたって襲撃を受けます。

また,ヒメスズメバチがモンスズメバチやコガタスズメバチの巣を襲ってそれらの幼虫を狩ることが観察されています。

 

ヒメスズメバチの成虫は,食物をもらった幼虫が口もとに分泌した栄養豊富な分泌液をなめるという幼虫との栄養交換を行っています。

 

ヒメスズメバチは,クヌギ,コナラ,カシなどの樹液,アブラムシ,カイガラムシなどの甘露,イチジク,ブドウ,カキなどの熟果を訪れ,ヤブカラシ,ノブドウなどから吸蜜します。炭水化物源を採集後,巣に戻って幼虫や成虫に口移しされ,炭水化物源として消化されます。

 
 
主な参考文献:『日本の有害節足動物 生態と環境変化に伴う変遷』(加納六郎,篠永哲著,東海大学出版会)。


posted by スズメバチ博士 at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | スズメバチの生態 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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